投稿日:2022年12月31日

知っておきたい!大型トレーラーの運転時に発生する現象4つ

こんにちは!茨城県古河市に拠点を構え、解体工事やダンプによる運送業を営む吉原興業有限会社です。
大型トレーラーは、全長が長く内輪差も大きいため操作が難しく、スムーズに運転できるまで時間を要します。
運転に慣れることも重要ですが、運転時に起こりやすい現象を事前に知っておくことも大切です。
いずれも大事故につながるため注意しなければなりません。
今回は、大型トレーラーの運転時に発生する現象をご紹介いたします。

スネーキング現象・ジャックナイフ現象

トラックタイヤ部分
スネーキング現象は急ブレーキや速度超過などをきっかけに生じる現象です。
蛇のように蛇行し、一度起きてしまうと道路に横転し、2次災害につながるため注意しなければなりません。
主な原因は、タイヤの空気圧など左右不揃いや重量バランスの悪さ、前後重量のアンバランスなどです。
また、路面のうねりや傾き、強い横風などの影響により発生する可能性もあります。
ジャックナイフ現象はトラクターとトレーラー部分が、くの字に折れ曲がる現象です。
主な原因は、雪や雨によって急ブレーキや急ハンドル操作が増え、車輪がロックされる点にあります。
また、積荷の偏荷重や積載量の超過により、トレーラー部分の力が強くなり発生することもあります。

プラウアウト現象・トレーラースイング現象

プラウアウト現象とは、トレーラーが制御不能となり、ハンドルもブレーキもコントロールできない現象です。
主な原因は、急ブレーキを踏むことによりブレーキがロックされるためです。
プラウアウト現象が発生すると、ブレーキを緩めるしか対処法はありません。
また、ロックが解消されても慌ててハンドルを切らずに、ゆっくり車線に戻すようにしましょう。
トレーラースイング現象とは、急ブレーキやカーブの急旋回により後輪にロックがかかりトレーラーが左右に揺れる現象です。
回避手段はロックが解消されるまでフットブレーキを緩め、ハンドルが効くのを待つことです。
トレーラーの運転は、前方の道路状況の把握と車間距離に気を配りましょう。

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